安針塚(撮影:2008年11月4日)


安針塚駅

1)横須賀市長浦町、京急本線の安針塚駅。


塚山公園への道

2)安針塚駅から南に、坂を登って、塚山公園へ向かいます。


塚山公園の案内板

3)神奈川県『県立塚山公園』案内板。


●神奈川県公園協会『塚山公園』

県立塚山公園は、標高133mの小高い山の上に広がります。「かながわの景勝50選」にも選ばれているほど眺めが良く、「見晴台」からは遠くは房総半島や横浜、眼下には横須賀港などが見渡せます。

桜の名所としてたいへん有名で、花のころには大勢の人でにぎわいますが、この季節の公園は、一雨ごとに色を深めていくかのような青葉に包まれます。園路わきのアジサイもとても美しく、静かな散策にぴったりです。

歴史好きの方に是非訪れてほしいのが、園内にある「按針塚」です。この碑は、徳川家康の外交顧問として活躍していた、イギリス人ウィリアム・アダムス(三浦按針)とその妻の墓所で、国の史跡に指定されています。毎年四月上旬には、彼の功績をたたえ「按針祭」が開かれます。


按針塚の登り口

4)まず、「按針塚」へ向かいます。


按針塚の登り口

5)塚山公園の『按針塚』標柱。


三浦安針墓の説明板

6)横須賀市教育委員会『国指定史跡、三浦安針墓』説明板

三浦安針は、本名ウイリアム・アダムスという英国人で、オランダ東印度会社が東洋に派遣した艦隊の水先案内人でした。艦隊は航海中に大嵐にあい、慶長五年(1600年)、安針が乗ったデ・リーフデ号だけが九州に漂着しました。

安針は砲術や航海・天文学に優れていたため、徳川家康の信任を得て幕府の外交顧問となり、江戸日本橋に屋敷、慶長十年(1605年)には三浦郡逸見村に250石を与えられました。また、安針は造船の知識もあり、伊豆伊東で西洋帆船を建造しました。

安針は、元和六年(1620年)、平戸で亡くなりましたが、安針とその妻を弔うため、遺言により知行地の逸見村に供養塔が建てられました。二基の宝筺印塔は、凝灰岩製の右塔が安針、安山岩製の左塔が妻・ゆきのものです。


按針塚の石段

7)石段を登ります。


按針塚の石段

8)木立に囲まれた頂上に着きました。


安針塚

9)二基の宝筺印塔。凝灰岩製の右塔が安針、安山岩製の左塔が妻・ゆきのものです。


安針塚

10)宝筺印塔は、墓ではなく、供養塔であるとされているらしいです。


三浦按針夫妻墓の説明板

11)横須賀風物百選『三浦按針夫妻墓』説明板

墓石は、江戸期の宝筺印塔で、国指定の史跡となっています。右が按針の墓で、左がその妻の墓です。

三浦按針は、本名をウィリアムス・アダムスと言い、1564年にイギリスのケント州ジリンガムで生まれました。少年時代の十二年間を造船工として働き、成長して海軍に入り、航海長や船長をつとめました。のちに、オランダのファン・ハーヘン会社の東洋探検船隊に加わり、リーフデ号の航海長として1598年に東洋へ向かいました。

慶長五年(1600年)、台風に遭い、生き残った乗員二十四名と共に豊後国(大分県)臼杵に漂着しました。

徳川家康は、三浦按針を高く評価し、政治・外交顧問として重く用い、江戸日本橋に屋敷を、この地逸見村に250石の領地を与えて厚遇しました。三浦の性は、この三浦の地を領地としたことにより、按針の名は、水先案内人を当時按針と称していたことによります。

この頃の按針は、家庭的にも恵まれ、江戸日本橋大伝馬町の名主馬込勘解由の娘を妻とし、ジョセフとスザンナの一男一女をもうけました。

家康の亡きあとは不遇となり、元和六年(1620年)五月十六日に平戸の豪商木田弥次右衛門宅で病没しました。享年五十七歳でした。

この地に供養塔が建てられたのは、「我死せば、東都を一望すべき高敞の地に葬るべし、さらば永く江戸を守護し、将軍家の御厚恩を泉下に奉じ奉らん」との按針のことばに従ったものと言われています。


塚山公園の中央広場・見晴台標柱

12)塚山公園の『中央広場・見晴台』標柱。


塚山公園の第一休憩所

13)「中央広場」の奥にある第一休憩所。


塚山公園の中央広場

14)「中央広場」のベンチ。


ウェルシティ横須賀

15)塚山公園「中央広場」付近から、ウェルシティ横須賀方面を望む。


塚山公園の港の見える丘

16)「港の見える丘」へ向かいます。


長浦港

17)塚山公園「港の見える丘」から、長浦港方面を望む。


横須賀本港

18)塚山公園「港の見える丘」から、横須賀本港の南西部を望む。


横須賀本港

19)塚山公園「港の見える丘」から、横須賀本港の東部を望む。


猿島

20)塚山公園「港の見える丘」から、猿島方面を望む。


塚山公園のさくら谷標柱

21)塚山公園の『さくら谷』標柱。


塚山公園のさくら谷

22)「さくら谷」は、春は一面の花で覆われるのでしょう。


本町山中有料道路

23)帰路。本町山中有料道路に沿って、JR横須賀駅へ向かいます。


ヴェルニー公園周辺

24)有料道路の脇から国道16号線へ抜ける途中、ヴェルニー公園方面を望む。


逸見隧道

25)国道16号線の逸見隧道付近に出ました。


JR横須賀駅

26)JR横須賀駅に着きました。駅前のヴェルニー公園に立ち寄ります。


ヴェルニー公園から第二臨海公園を望む

27)付録。ヴェルニー公園から、入口が無いという「謎の第二臨海公園」を望む。


ヴェルニー公園から第二臨海公園を望む

28)第二臨海公園は、海上自衛隊横須賀地方総監部の背後の崖の上に位置します。


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